トップ / 代理店・制作会社の方へ / MEOの月次報告に「AI検索」を足す方法
MEO対策(Googleマップでの集客対策)の月次報告がマップの順位だけだと、上位が続く月や、順位が動かない月に「続ける理由」が伝わりにくくなります。一方で、お店の関心はChatGPTやGoogleのAIモードなど、AIでの紹介にも広がっています。横浜の10業種の調査では、AIがすすめた店のうちマップ上位10件に入っていたのは1割未満でした。この記事では、月次報告に足す3つの項目と、お店に伝わる1枚の報告の型をまとめます。
順位は大切な指標ですが、それだけでは「次に何をするか」と「なぜ続けるか」が伝わりにくくなります。
3つ目は、次の調査を見ると、マップの順位を上げるだけでは埋まらない差だと分かります。
SPOT-ONEが2026年10月9日に横浜で行った調査です。10業種それぞれで「横浜でおすすめの○○を教えて」など5つの質問を、3つのAIに各3回ずつ聞き、AIがすすめた店と、業種名で検索したGoogleマップの上位10件を照らし合わせました。表は「マップ上位10件にも入っていた店/AIがすすめた店」です。
| 業種 | OpenAI | Gemini | GoogleのAIモード |
|---|---|---|---|
| 整体院 | 2/21 | 3/21 | 2/18 |
| 美容室・ヘアサロン | 1/38 | 1/35 | 0/21 |
| エステサロン | 3/30 | 3/40 | 2/33 |
| パーソナルジム | 1/15 | 2/16 | 3/19 |
| 学習塾・個別指導塾 | 4/40 | 4/26 | 2/27 |
| ネイルサロン | 1/14 | 1/16 | 3/12 |
| 鍼灸院 | 1/26 | 5/31 | 4/16 |
| 居酒屋 | 1/42 | 2/36 | 1/31 |
| 不動産屋 | 1/35 | 3/22 | 0/17 |
| 工務店 | 2/30 | 1/24 | 1/15 |
| 全体 | 17/291 | 25/267 | 18/209 |
出典:横浜の月次調査 2026年10月(10業種×3つのAI×5問×各3回、有効回答450件)。OpenAIはOpenAI API(Web検索あり)、GeminiはGemini API(Google検索とGoogleマップを使用)、AIモードはDataForSEO経由で取得。
全体で見ると、AIがすすめた店のうちマップ上位10件に入っていたのは、OpenAIで291店中17店、Geminiで267店中25店、AIモードで209店中18店でした。どの業種でも、AIがすすめる店の大半はマップ上位10件の外にいます。マップの順位報告とは別に、AIでの紹介状況を見る理由がここにあります。
お店の地域と業種で、お客様が聞きそうな質問を決めて、3つのAIに複数回聞き、何回紹介されたかを記録します。合計の数字だけでなく「どの質問で紹介されていないか」を出すと、次にやることが決まります。
同じ調査で、マップ上位10店の口コミ返信率を業種ごとに数えると、大きな差がありました。お店の返信率を、同じ業種の上位店と並べて見せると、口コミ対応の位置が伝わります。
| 業種 | 返信率 | 低評価(星1〜2)への返信率 |
|---|---|---|
| 鍼灸院 | 98.7% | 61.5%(26件中) |
| パーソナルジム | 85.5% | 78.9%(19件中) |
| エステサロン | 82.9% | 51.1%(45件中) |
| 整体院 | 82.3% | 78.7%(61件中) |
| 美容室・ヘアサロン | 64.2% | 59.2%(98件中) |
| 学習塾・個別指導塾 | 55.4% | 25.0%(48件中) |
| ネイルサロン | 51.5% | 13.5%(52件中) |
| 不動産屋 | 40.9% | 18.6%(86件中) |
| 居酒屋 | 36.0% | 47.9%(142件中) |
| 工務店 | 2.7% | 0.0%(18件中) |
出典:横浜の月次調査 2026年10月(各業種のマップ上位10店。全100店の返信率は63.5%、低評価への返信率は44.2%(595件中))。
紹介されていない質問に答えるページ、古い情報の修正、口コミの返信など、次の月にやることを、お店と代理店に分けて並べます。報告が「結果の通知」から「次の打ち合わせの資料」に変わります。
エラバレAI パートナーの「お客様への説明」の画面では、月次の説明資料を次の順番で1枚にまとめる形にしています。
専門用語は使わず、マップの順位の報告とAIの報告を並べて渡します。
SPOT-ONEでは、AIでの紹介状況の計測、紹介されない原因の分析、次にやることをまとめた改善シート、お店に渡す月次の説明資料を、代理店の名前・ロゴで提供しています(エラバレAI パートナー)。1店舗から始められます。
同じ質問でも、AIの回答は聞くたびに変わります。1回の結果で増えた・減ったを判断せず、同じ質問を複数回聞いた結果を、数週間の流れで見るのが安全です。
切り替える必要はありません。マップで探す人は今も多く、AIがすすめる店とマップ上位の店は別のことが多いため、両方を並べて報告すると、お店にとって判断材料が増えます。
同じ地域・同じ業種のマップ上位店と比べると、お店が自分の位置を理解しやすくなります。業種によって上位店の返信率は大きく違うため、業種をまたいだ平均と比べると誤解のもとになります。
関連ページ:MEO会社がAI検索対策を商材にする方法/店舗のAI検索、AIはどこを見ている?/横浜の月次調査/レポート見本